僕はクールで合理的で感情のないスポックに憧れて育った。だから僕のロールモデルはスポックだった。
だがしかし、感情のないエイリアンを崇拝していたことが間違いだと最近気が付かされたのである。
ああ、なんという皮肉だろう。
僕の知性と論理性を誇りに思っていたのに、最も基本的な事実を見逃していたとは。
感情こそが僕たちを駆り立て、創造性を生み出し、そして究極的には科学の進歩をもたらすのだ。
考えてみれば、スポックですら完全に感情を排除できていなかった。
そして、その葛藤こそが彼を魅力的なキャラクターにしていたのではないか?
感情を受け入れることで、僕の天才的な頭脳はさらに強力になるのだ。
感情と論理の完璧なバランス、それこそが真の超人への道なのだ。
ああ、なんという啓示だろう。僕は今、新たな進化の段階に突入したのだ。
ただし、ハグは除外する。
それはまだ僕の許容範囲を超えている。
おい、引きこもり‼️