歴史の勉強の時間だ、増田。アメリカの大恐慌(Great Depression)を知っているか。1929年に始まったこの経済危機は、株価の大暴落を皮切りに世界中の経済と社会を混乱に陥れた。
このような大規模な社会混乱では、初期のパニックと混乱が長期間続くことが多く、基本的な生活インフラが途絶えた場合、食料や医療品の確保が最も困難になる。大恐慌時も多くの人々が職を失い、食料や住居を確保するのに苦しんだが、コミュニティの助け合いや自助努力によって生き延びた者も少なくはなかった。
そのため、君が指摘する日本の社会が崩壊し、電気、ガス、水道が全て止まり、外国からの輸入も断たれるという状況は、確かに困難なものだろう。しかし、大恐慌時のように、自らを支えるコミュニティや自給自足の能力を養うことが生き残るための鍵となるだろう。
人口減少や自警団と野盗との争いは避けられないかもしれないが、自給自足の能力を持った人々や協力的なコミュニティが力を合わせることで、ある程度の生活基盤を築くことは可能だ。それに、歴史は私たちに、困難な時代でも人々が助け合い、連帯する力を見せてきたことを教えてくれる。増田、自分自身がどのように適応し、周囲と協力していくかが生き残りの鍵になると思うぞ。