女性のキャリア問題(仕事と出産・育児を両立させるにはどうしたらいいか?みたいな問い)が職場で話題になったり、Twitterでそれを見かけたりするたびになんか不愉快な気持ちになっていた。
で、その理由がわかった。
子供を育てるためには誰かと番わなくてはいけないが、その相手がいない。
キャリア問題について語る女性らを見ていると、贅沢者め、と思う。
少なくとも、俺より選択肢は多い。
仕事に打ち込むという道を選んでもいいし、自分の子を産み育てる尊い行いをしてもよい。
自分が恵まれた立場にいながら、欲をかいて両方どりしようとするその姿勢に、俺は腹が立っていたのだ。
彼女たちの目には、おそらく上手いこと二兎を得た同性や、あるいは出産でキャリアを途絶されない異性のことしか見えていないんだろう。
わかるよ。羨ましいよな。
でも、その目が見てないところには俺がいるんだよ。
俺も同じ羨望のまなざしを向けているよ。
俺が不愉快な気持ちになるのは、たぶん自分が眼中にないっていう状況もあるんだと思う。
女性のキャリア問題の話になると「社会や職場が悪い」みたいな構造の話になるけど、俺に彼女がいなくて結婚する見込みがないのも社会のせいにしていいか?
…おそらくそれは許されないだろう。
そういう、救われなさというか、見捨てられたような気持ちを抱きながら、職場やTwitterでは善人を演じている。
「女性は考えることが多くて大変ですよね」
ほんと今の女って貴族みたいに優遇されてて単純に不愉快だわ