2024-06-02

横浜トリエンナーレ2024の感想

創作政治的な主張がくっついてるやつ、創作面白いから人がそれを見に来て、ついでにくっついている主張を見て「なるほどそういう考え方もあるのか」とか思って帰っていく、だと効果があると思うんだけれども

主張をするために創作をする、の場合創作のもの情熱がないか創作面白くなくて、感想が「主張が強かったな」だけになってしまうのかなと思った

主張ってどうしても誰が言ってるかによって受け取り方が変わってしまうと思うので、創作のものしょうもないと「しょうもないやつが主張が強いことを言ってるな」になってしまって、これが「アート政治を持ち込むな」みたいな感覚になってしまうんじゃないかなと

創作に主張を持ち込むな、とは全く思わなくてそれは個々で好き勝手やればよいと思うんだけど

ただ、創作ピックアップする側が「面白い創作に主張がくっついている作品」を「主張があるから良いのだ」と認識して「しょうもない創作に主張がくっついてるやつ」をピックアップしていった結果「しょうもないものばっかり展示されている」からの「しょうもない展示って主張が強いのばっかりだな」になってしまうのが良くないんじゃないか

個人的には面白い創作の作者に強い主張がある事自体創作に対して前向きなことなんじゃないかと思っていて、創作に対して「我が強い人間がこだわって作りました!」みたいな印象を与えるのに効果的だとは思っているんだけど

ただこれってやっぱり創作ありきで、創作である、というところをないがしろにするのはやっぱり違うんじゃないか、という気持ちになった

それはそうとして主張は主張でどんどんしていくべきだと思っていて、芸術文脈とは関係なくいろんな主張を見れる会、としてなにかやるのは良いと思う

会場でも「このような主張がある」を見せるためにクオリティーを上げようと思っている人たちの展示は良かった

ただこれだとみんな来ないのかもしれないけど

でもやっぱり過去の「情熱のある創作に主張がくっついてるやつ」の肩をに乗って情熱のない創作を垂れ流すと長い目で見たとき過去貯金が失われていくんじゃないだろうか

  • 優れた創作は優れた創作だけを楽しむべきものであって政治的主張はいくらくっついてようがゴミでしかないぞ低能

    • サイババの教えをテーマにした音楽(音楽そのものに情熱があるので創作としておもしろい)を聞いた人がサイババに興味を持つ、みたいなことは普通に起こり得ると思うんですよね そ...

      • サイババを広めるために作った雑な音楽(創作としてつまらない) お前のセンスに合わないってだけじゃん 尊師マーチの素晴らしさが理解できていないようだ

        • オウムの曲はどっちかっていうと面白くないと布教の役に立たない、という前提で作られているもののが多い気がする

        • 世の中に質なんてものはなく、全てはセンスに合うかどうかだけという主張であれば、そういう方向性のものは滅びるんじゃない?と思っていて、その点においては最初の主張も似たよ...

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