人生経験の話を聞くのが好きだ。ねほりんぱほりんとか、ドキュメント72時間たのしいよね。
そんなノリで美容整形Youtuberの動画を見た。動画どれくらいあったかなぁ…100くらいあったのかな、古いやつから興味のあるものだけ見ていった。
最初は、いかにも整形な顔とか、へぇこんな風に手術するんだ~とか興味深く見ていた。
なん本も見ていると、だんだん整形の顔にも見馴れてくるし、Youtuberにも愛着がわいてくる。
そして、なぜか、うんざりしてくる。
うんざりしてくる気分は、AIが作ったというアルプスの少女ハイジの動画を見た時とかなり近い。なんだかおかしく楽しいと思えるのに、最後には生理的に嫌な気持ちになる。
AIが作った、一瞬存在してそうな綺麗な人間の顔なのに、同時に絶対自然界では現れない奇妙な相違点がある人体。
美容整形Youtuberは、確かに存在しているししていそうな美しい顔に仕上がっているのだけど、絶対人工的に作ったなと思わせる顔をしている。
整形だな、と思うだけではなく、何とも言えない奇妙な、うんざりした気分になってしまうのは、本能的に、自然界であまり見ない=出現度が低い=良くない形質を持っている、と認識してしまうからでは。この認識が嫌悪感となって、結果的に集団で生存に有利な遺伝子を維持させる仕組みになっているのでは。
自然界でアルビノが出た時に、なぜつまはじきに合ってしまうのか分からないので違う理論があるのかもしれないが。
ロボットやアニメも、人間と似せていても結構違うな、と思うものには嫌悪感がないのに、かぎりなく精巧に似せられていればいるほど、気持ち悪さが増える。
NHKの人工音声でのニュース読み上げも、奇妙で気持ち悪く感じる。余りにも人間っぽいのに、決定的に人間ぽく無い特徴があるからだ。