2023-08-11

自分無能だとは思っていなかった

まさか自分が、子供の頃に漫画ドラマで見た無能大人になるなんて思ってもみなかった。


仕事ができない、空気が読めない、いつもヘラヘラしている、周りから舐められている、恋人どころか友人もいない、みたいな特徴で描写されている大人を見るたびに、子供の頃の俺は「何でこの人はもっと努力しないんだろう」とか「この年になるまで、何で精神的に成長しなかったんだろう」とか思ってた。

まぁその考え自体は間違ってはいなかったんだけど、まさか自分がそんな大人になるとは。


作業スピードが遅いからいつも進捗が遅れているし、記憶力が低いから新しい知識の吸収が遅い。

人の話を長時間聞いていられないし、相手立場に寄り添った言動や行動ができない。

他人に興味がないのに無理に愛想良くしようとするからいつもヘラヘラしている。

仕事できないし雄として強くもないから後輩からも舐められっぱなし。

対等な人間関係なんて築けないから、友人も恋人もいない。

毎日、こんなはずじゃなかったのにと思いながら過ごしている。



理想現実ギャップに耐えられず、精神的に参ってしまい、軽い拒食症になりBMIが15を切った時期があった。

精神科に駆け込むと、ASDADHD合併症だとさ。

ショックだったけど、妙に納得感はあった。


自分無能であると分かった今、子供の頃に見た無能大人や、今周りにいる無能大人にも少し共感できるようになった。

彼らも必死に生きてんだな。

ただ、俺ら無能たちに生きてる理由ってあるんだろうか、いっそ死んだ方がましじゃないか、とか考えてしまう。

あと何十年も残った人生無能として消化しなければならないと考えると、眩暈がしてくる。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん