この10年で社畜という存在がが大分減ったが、次の10年では「お客様は神様」という思考がかなり減ると予想する。
氷河期のように報われないサービス残業に勤しみ、我儘な客に頭を下げ続けた世代には受け入れがたい事実かもしれないが、
これからの世の中でそういった無駄な努力が報われることは恐らくないだろう。
もちろん無くなりはしない。商社やITのようにある程度の給料が保障されるなら社畜文化でさえ生き残る。
だが、例えばコンビニ店員はどうだ?ただ物を買うだけならともかく、悪質なクレームにまで親切丁寧に対応?そんな時代は終わる。
今はまだ、大企業の偉い人達は従業員の心構えをプロジェクタで映したり、DVDを流すことで社員教育を徹底できると思っている。
その考え方に異を唱える社員を排除して、氷河期みたいな従順な社員を残せば会社は回るだろうと。
甘い。金を払わない会社に人は集まらない。最近の若者はなっとらんとか、日本人の質が低下したとか御託を並べていればいい。
会社が潰れようが、国が滅びようが、自分の生活のほうがよほど大事だ。
中国や韓国に後れを取って日本凋落、20年かけてここまでのフェーズは終わった。この先起こることは、もう対岸の火事じゃない。