2023-05-18

anond:20230518183828

現実を見ろよ。

https://dl.ndl.go.jp/pid/3492441/1/13

平成9年から10年にかけての自殺者数の急増局面については、これまで述べたように、次のような特徴がみられる。

1)男女とも全ての年齢階級自殺者数が増加しているが、45歳~ 64歳までの中高年男性自殺者数の増加がその大半を占めている。

2)男女とも15歳以上の全ての年齢階級自殺死亡率の上昇がみられるが、特に、中高年男性自殺死亡率の上昇が顕著であり、50歳代後半と高齢者に二つの自殺死亡率のピークを有する形に変化している(第1-1-20図)。

3)職業別では、自営者、被雇用者の増加率が高く、また、無職者の中では、失業者の増加率が高い。

4)原因・動機別では、経済生活問題、勤務問題の増加率が高い。

また、内閣府経済社会総合研究所委託により、平成10年の自殺死亡率の急増について様々な経済学的、社会学的要因との関連について解析を行った「自殺経済社会的要因に関する調査研究報告書」(平成18年3月京都大学)では、

①長期失業等を含む失業要因は、統計的に安定して有意自殺死亡率を増加させる方向に作用しており、かつ寄与度も大きい、

平成10年以降の30歳代後半~ 60歳代前半の男性自殺死亡率の急増に最も影響力のあった要因は、失業あるいは失業率の増加に代表される雇用経済環境悪化である可能性が高い、

平成9年から10年にかけて、経営状態の悪くなった金融機関による「貸し渋り・貸し剥し」が多くの中小零細企業破綻の引き金になったことが自営者の自殺の増加に大きく影響していると見られる、

とされている。

1997年11月 北海道拓殖銀行破綻

1997年11月 山一証券破綻

1998年10日本長期信用銀行破綻

1998年12月 日本債券信用銀行破綻

記事への反応 -
  • 平成10年は1998年 この年に自殺者数が36%増加している よく「3万人超えた」っていうのはこれのせい あまりにも一気に増え過ぎだから多分統計のとり方を変えたか、自殺判定の基準が変...

    • 現実を見ろよ。 https://dl.ndl.go.jp/pid/3492441/1/13 平成9年から10年にかけての自殺者数の急増局面については、これまで述べたように、次のような特徴がみられる。 1)男女とも全ての年...

      • 完全自殺マニュアルが1993年かぁ そこから首吊り飛び込み、飛び降り 武藤ハップ自殺が流行ったこともあった その後規制されて練炭に移行して 1998年あたりはかなり暗かったな 多重人格...

      • 過去だけしか見てなさそう

      • ええやん

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