引っ越しバイトはトータルで1.5年やったけど、女性が働くのは十分可能な職場だと思う。
他にじょせいがいる肉体労働のバイトは、クロネコヤマトのベースっていうクソでかい集配のセンターで働いたけど、こっちは仕分け作業は大半は女性がやってる。
ようは女性は筋肉が無いから重たいものを持つことができない というのなら、重たいものを持たせなければいい話で。
10kgの荷物を1回運ぶことができないなら、1kgの荷物を10回運んでもらえばいいという仕事内容。
重いもの持って落とされるより軽いものでもいいからとにかく回数を運んでくれということ。
引っ越しバイトは持久力が必要なバイトで常に走り回ることになる。引っ越しバイトでムキムキな若いバイトって見たことないと思う。バイトで細く引き締まったからだをしてる人が多いのはそのせい。
ガッシリしてるのは正社員で物凄い力の人で冷蔵庫とか一人で持ったりする。
クロネコのベースでは男は集まってきた荷物をベルトコンベヤーに「載せる」仕事をやって、女性はそのベルトコンベヤーから流れて来た荷物を「下ろす」作業に回される。
載せる作業は純粋に力がいるんだけど、作業は荷物を壊さないように下ろすのはコツをつかめば非力な女性でもできる。
あと荷物を載せるのはガンガン早くやらないと間に合わないんだけど、下ろす作業は分散されてるのでややゆったりしてる。
なので、本当に無理って重いものが来たら女性二人で協力したりできる。
引っ越しバイトで女性の正社員が働くことができる理由は、引っ越し現場の段取りができる能力が重要だからだ。
段取りっていうのは、「荷物量」「トラックの容量」「荷物の形」「作業できるスペース」とかそういういろんな要素をパズルみたいに組み合わせて適格に積み込み・積み下ろしを指示してもらいたい。
重たいものが持てなくても、引っ越し現場での勘所というんだろうか。そういう能力があれば女性でも正社員として指揮をまかされる。