2023-02-16

貧乏すぎてバズる大学で働いている

どこの大学かは言わないが、貧乏すぎてバズっているのをたまに見かけるところだ。

空調がオフになっているのは、電気代が払えないからだけではない。

貧乏すぎて壊れた空調が直せないのである

ちなみに私が働いているフロアでは、フロアの半分以上の空調が壊れているか不調。もちろん教員の部屋も例外ではなく、大学側に修繕を依頼してから数年間、空調の調子が悪いまま現在に至っている先生もいる。

研究室にお邪魔すると、外気温がエクストリームな日には寒そう(暑そう)に仕事しているか、自費で暖房器具を買って持ち込んでたりする。

(具体的には書けないのでここでは空調の話しかできないが、数々の貧乏エピソードはいずれも強烈で、恐らく1,2冊は本が書ける)

大学が公開している会計資料を見てみると、かなりの割合を(ここ20余年で削られ続けた)運営交付金に頼って経営していて、まあ「自分で稼げる大学」なんてもの夢物語であることが分かる。

そろそろ入試シーズンだが、空調の効かない中試験を受けることになる受験生が出そうで気を揉んでいる。

私自身は、「貧乏暇なし」を地で行く環境に耐えきれず、外国大学公募をチェックする日々だ。

この国のアカデミアは「選択と集中」によって、何も残らない灰塵と化してしまった。さよなら日本

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