別れた当時は大学1年生になりたてで、自分が関東の大学へ、彼女が地元の専門学校に行くことになり、
今思うとそこまでの距離じゃないかもしれないが、金のない学生に往復1万の金はなかなか出せず会う頻度が徐々に減っていった、というのは言い訳かもしれない。
というのも大学生になったと同時にPCを買い、その場ですぐにオンラインゲームにどっぷりはまり込んだからだ。
10年前といえばLINEの普及がされてきたころで、会えなくてもやり取りは出来たし、通話だってできた。
それよりもオンラインゲームを優先し、1日ゲームだけして大学にもいかず、スマホすら触らないので連絡もしないという生活が続いた。
文字に起こしてみると、遠距離で会えない彼女が俺を見限るのも当たり前なのかもしれない。
彼女はといえば自分とのLINE等の時間のために、専門学校から早く帰り自宅で課題を終えて待っていたといっていた。
彼女からすれば地元から友人が出ていく中彼女だけが残り、彼氏ともまともに連絡が取れず、通話をしても上の空な返事しか返ってことないことに寂しさを感じていたのかもしれない。
そんな彼女を新しい環境で楽しんでいる自分は全く気づけず、付き合っていることが当たり前で、その当たり前に依存しきっていたのだろう。
最後にあった日、「私はあなたと結婚すると思っていた、けど違ったみたい」といわれ、そのまま関東へ帰る新幹線に乗り、ただ涙が出た。
10年ぶりに夢の中であった元彼女は夢の中でも同じことを言ってきた。
もう会うことはないだろうし、会わなくていいとわかっている。
ただ勝手にけじめがつけたいだけで、それは元彼女にも今の彼女にも迷惑がかかるとわかっていて、
それでも自己処理できないのはどうしたらいいのだろうか。