2022-10-13

異世界生モノの楽しみ方がわかった

古いオタクなので昔は中世風、剣と魔法、なぜかギルドがある、スキルステータスが見える等の異世界生モノを見ると

何だこれ、オリジナリティのかけらもない二次創作みたいな作品だなぁと思ってたんです。食わず嫌いで。

でも、今更ながら食わず嫌いをやめてみたところ、なるほど、これは確かに二次創作風の楽しみ方であり、

作者と読者(または作者間)の妄想力対決なんだなと理解した。

まり学校でいきなりテロリストが攻めてきた時に自分一人で解決するという厨二病妄想リアリティ対決に似ていると思う。

異世界ハーレムもので例を出せば、そういう作品っていっぱいあるじゃないですか。

異世界に行ってその世界かわいい子次から次へとみんなが主人公を好きになるような。

一人二人だといいんです。大きな問題が起きない。でも、5人、10人と増えていくと

女の子たちの機嫌をとりつつ、ハーレムをうまく運用していく必要性が出てくる。

その辺の男子が寝る前の妄想ハーレムくらいは考えると思うんだけど、女の子に囲まれてやりたい放題!みたいなレベル妄想しかない。

それに対して、どうやって女子間の均衡関係を保ちつつ、楽しむか。そのエピソードをみんな楽しんでるんだと思う。

この作品は雑、この作品うまい、といった風に。

同じく復讐ものも、嫌いな奴に復讐するのにすぐにぶち殺してしまったら話が終わっちゃうしカタルシスがないので、

どうやってそのカタルシスを生み出しつつ、復讐するかの妄想力を楽しんでいるんだと思う。

そう考えると、学校テロリストが攻めてきたらどうする?っていう妄想話を

単に異世界に転生させられてハーレム作るとしたらどうする?っていう大喜利をみんなでやってるんだ、

と考えると、似たような話がいっぱいあるのもわかってきたし、その差分を楽しんでるんだなってこともわかってきた。

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