夫は船橋のお寿司屋さんに行きたがっていたけど、私は起きたときに喉の違和感があって、大事をとって外出したくないと言った。
私が喉に違和感があると言ったら、「俺も身体がだるいかも」と夫も言い出した。
私は夜になるにつれ熱がどんどん上がって、38℃台になり、喉の痛みも強くなり、ワクチンの副反応のときのように体温調節が効かなくなって悪寒と暑さがジェットコースターのようになったので完全にコロナを確信した。上司に連絡したり、近所の発熱外来を調べたり、Amazonで食料品を注文したりして備えた。
夫はずっと平熱だったけど、ずっとだるさを訴えていたので、熱が上がらなかっただけで2人で感染しちゃったかもね、明日の朝検査しようねと言ってその日は寝た。
夫は相変わらず発熱はなかったが濃厚接触者ということで検査をしたら陰性だった。
検査が早すぎたかもということで数日置いて再検査して、抗原検査キットまで使ってもなお陰性のまま。
なので検査が間違っていない限りは夫はコロナに感染してないはずだけど、私が自宅療養してる10日間、ずーーっと、体がだるい、コロナを保菌しているんだとおもう、と言って、私の看病をほとんどしてくれなかった。
寝る、FIFAをする、カップラーメンを食べる、スマホをいじる、で1日のうちの10時間以上が過ぎていた。
(旦那は無職なので、この期間中私のコロナのせいで仕事を休んでいるわけではない)
もちろん身体がだるいのは、(コロナ陽性が出たり、発熱したり、声が枯れたり、咳が出るみたいに)表に出たり数値に現れたりしないので、目に見えてわかりづらいけれども大変辛いことなので、夫も辛かったのかもしれない。
でも普通の女性なら(つまり自分なら…)配偶者が病気になっていて自分は病気ではない状況ならば、多少無理をおしてでもご飯を作ってあげたり飲み物を用意してあげたりすると思う。
診断を受けたわけでもないのに、体調不良をアピールしてダラダラされると素直に心配できない。
あーーーあ。
「生理が来ないの」「俺もそうかも」
あーいるいる。こちらが困ったことになると自分も乗っかってアピールしてくる奴。 共感を履き違えてるのか悪気がなさそうなのが始末が悪い。
精神を病んで夜半に集うおばさんの顔を思い浮かべた。