条件さえフェアであれば、コミュニケーション能力、基礎学力、努力量のいずれも女性の方が高いパフォーマンスを発揮する。
広く知られているように、ジェンダー平等が行き届いた国では高等教育への進学率で女性が男性を上回る。
また、女性医師による患者の救命率も男性医師より高いという統計もある。
それにも関わらず、日本の医学部業界では女子受験生に対する差別的措置がとられていた。
医学部入試の女性差別、文科省汚職きっかけで発覚…昨年度の合格率は男性を逆転
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20220720-OYT1T50269/
今回の事件をきっかけに、東京医科大を含む10大学の医学部で女性受験生らを不利に扱う不正入試問題が発覚。入試の実施要項に差別を禁止するルールを設けるなどの対策が講じられた。昨年度の合格率では女性が男性を上回っており、「差別」の是正が進みつつある。
同省によると、国公私立81大学における21年度の医学部入試での女性の平均合格率は13・60%。男性の13・51%を上回り、データのある13年度以降で初めて男女の合格率が逆転したという。
差別が横行した結果、優れているはずの女性の合格率が劣っているはずの男性と変わらないどころか、下回るという異常な状況が長年続いていた。