2022-06-21

自称意識高い系子供部屋おじさんの末路

俺は長男から、この家を継いで守らなきゃならん。子供の頃からそう思って生きてきた。自分父親だってそうしてきたんだもの

県外の国立大学に進学した。一時的に違う環境に身を置く修行と思っていた。卒業したら帰るからと、彼女はおろか友達もろくに作らなかった。

地元田舎の数少ない大卒正社員就職にありつき、実家に戻った。なかなかの学歴を得て地元就職親孝行な息子だと言われるのが、何より誇りだった。

休日には地域行事に参加したり、庭の手入れに時間を費やした。チャラチャラ遊び回ってる奴らとは違うと自分に言い聞かせていた。

やがて結婚適齢期と言われる年齢になった。

あれ?どうやって相手探すの?

父親時代なら、見合い相手見つけただろう。

今どき、そんなお節介焼いてくれる人もいない。

ろくに遊んでこなかった。地元に残った同級生からも、変わり者扱いされていた。

同居希望田舎長男。むしろ敬遠される存在になってしまっていた。

けど、この生活を変えるなんてプライドが許さなかった。それを捨てるのは、自分が信じてきたものが全部なくなるようなものだった。

こうして、子供部屋おじさんの出来上がりとなった。

何のせいだろう?父親が辿ったような人生自分もと思ったのが間違い?時代の流れを無視たから?

  • お前がイケメンならどれだけ悪手を踏んでも今頃結婚してる。お前がブサイクなのが全ての原因。女は男の顔しか見てないのだから。

    • いや普通に顔以外も見てるぞ 高身長高学歴高収入は今でも超有効

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