ビリヤニはスパイスを使った炊き込みご飯みたいな料理で久しぶりに食いたかったのだ
楕円型の銀皿にドカッとビリヤニが盛られ、その上にタンドリーチキンが鎮座していた
複雑なスパイスの味とうま味がパラパラのインディカ米と相まって美味かった
インディカ米のさらっさら加減がしつこくないから量が多くても飽きずに口に放り込んでいける
パラパラ系のチャーハンが目指している感じって、こういうインディカ米みたいな感じだよなと思いつつ、じゃあ最初からインディカ米でチャーハン作ったらいいんじゃないのか?とか食いながら考えてた
辛さは普通を頼んだのだけど、そもそもの量が多いからだんだんと口に辛みが溜まってきて、汗が吹き出してきた
飲み物がなくなったころに、ネパール人の店員さんが「みじゅー」と言いながら水を注いでくれた
大変、満腹になった
学生時代に行った店は、大学から徒歩10分くらいのところにあって、メニューはビリヤニしかなく、営業時間も短かった
後輩からそういう謎の店があるらしいと聞かされて一緒に行ったのを覚えている
上品なマダムみたいな人が一人でやっていて、何でビリヤニだけの店をやっているのか聞くと、南アジア系の留学生たちのためとのことだった
何でも故郷の家庭料理が恋しいけど食べられる店がないと言っているのが可哀そうだったから始めたとのこと
別に広告も出してないので日本人の学生が来ることはめったにないと言っていた気がする