いや、うちは子供いないのでマイノリティ側なんだわ。俺も若い頃はお前みたいに「社会は少数派へも配慮するべき」みたいな考えだったけど、それなりに生きてれば自然と理解できてくることだと思うが、社会の多数派からすればそういうのは(少なくとも本音では)自分たちの人生には全く関係ないと思ってるかそもそも多数派と異なる価値観が存在すること自体認識してないかのどちらかで、ただでさえ自分達の(標準的な)人生について考えることが無数にあるのに、考えたところで自分達へのメリットが1ミリもない無駄なバリエーションを増やすな面倒くせえとしか思ってないよ。
だってお前だって子供のいない夫婦については思い悩んだりするけど、ダウン症児を抱えてる家について考えたりはしないし「障害がある子供を社会は受け入れるべきか」とか「障害があることが分かったら堕ろす、あるいはあえて堕ろさないことの是非」とかそういう議論に配慮せよとか言われても困るだけでしょ。自分に関係ないことまで考えたくないでしょ。子供関係だから障害についてはもしかしたら考えてるかもしれないけど、じゃあ環境問題に関連して原発を再開するべきか否かとか、水産資源が枯渇するまで獲り続けている漁業に対してどういう態度でいるべきかとか、そんなことまでいちいち考えてられないでしょ。
社会の多数派にとっては「結婚しても子供を持たない夫婦」のケースはそのレベルの話なんだよ。自分達が当然と思っていてそれ以外のことは「専門家に任せたい」くらいのレアケースでいちいち考えてられないということ。