もう優勝も来年のJ1昇格チームも決まっているが、J1残留の最後の1枠が来週にならないと決まらない。
最後の1枠を争うのは徳島ヴォルティスと湘南ベルマーレ。勝ち点は同じで得失点差で上回るベルマーレの方が今は残留圏だが、次の試合はガンバ大阪と大の苦手にしている相手。一方徳島の相手は広島で、今年アウェイ戦では勝っている相手なのだ。しかもホームで戦える。
湘南は一昨年チョウキジェ監督をパワハラで告発し、追い出したクラブだ。詳細はもう広く知られているのでここでは説明を省く。
そのチョウ監督はその後1年の謹慎期間を経て現場に復帰し、今年J2の京都サンガの監督に就任した。
就任発表があった時は「現場復帰が早すぎる」「京都は血迷ったか」「パワハラ被害者に配慮がないサンガ最低!」などと散々批判されたが・・・
その京都は今日、J2の2位以内を確定させ、11年ぶりのJ1復帰を決めた。京都は一昨年・昨年は8位に終わっている上、今年これと言った目玉補強を行っていないので、J1復帰はチョウ監督の手腕が効いたと見るべきだろう。
パワハラ指導者を追い出した湘南は、昨年はJ1で最下位(本来降格だがコロナ禍特別ルールで残留)、そして今年も低迷し、J2に落ちようとしている。
一方、その指導者を迎え入れた京都は、入れ替わりでJ1復帰を決めた。
「パワハラ指導者の扱い」で、これほど明暗が分かれるケースは珍しいだろうか。残念ながら、パワハラ被害者の希望する世界にはならなかった。
甲子園といいJリーグといい京都は韓国に頭上がらないな
アラブの春やBLM、MeToo革命などで見てきたパタン 過激な独裁者を追い出したはいいが、新体制の力不足で混乱が更に拡大する羽目に