2021-08-02

中国デルタ株の感染続く 夏休み中国で警戒強まる

日本人口比でおきかえると30人/日なわけだが、それで兵馬俑が休館??

ケタ2つか3つまちがえてないか

北京三塚聖平】新型コロナウイルス流行を強権的な手法で押さえ込んできた中国で、感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)の感染拡大が続いている。江蘇省南京市を中心に感染が広がり、中国メディアによると7月20日から31日までに中国全土の20都市以上で300人超の感染確認感染拡大を受けて世界文化遺産兵馬俑(へいばよう)」が臨時休業となるなど、夏の旅行シーズンを迎えた中国で警戒が強まっている。

今回のデルタ株は、20日に南京国際空港確認された感染から検出されたのが始まりとみられる。搭乗者の感染が判明しているロシアからの国際便で、機内清掃に従事していた作業員から拡大したと中国当局分析南京では20日から31日までに約200人の感染確認し、東北部遼寧省、内陸部の四川省南部広東省など広範囲で関連事例が見つかった。

デルタ株の感染力に加え、夏休みで人の移動が活発だったことも拡大の要因となった。世界遺産がある人気観光地湖南省張家界市では、22日夜に約2千人が集まった劇場の公演で集団感染が発覚。北京市でも張家界観光から帰った住民感染が明らかになっている。北京での国内都市から感染確認は約半年ぶりだった。

中国感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」を進めてきており、今回も感染者の洗い出しや封じ込めを進める。南京では全市民約930万人を対象としたPC検査を3度実施。張家界や南京の一部などで封鎖措置を行った。感染者が訪れていた陝西省西安市では、兵馬俑のある博物館などが臨時閉鎖された。

北京当局は、当面は市外に出ることを減らすよう市民要請ニュースサイト中国経済網は「夏休み旅行シーズンが暗い影に覆われている」と報じた。

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