2021-05-31

なぜ自民党オリンピックを強行するのか

1.中止するとコアな支持層の反発をくらう

オリンピックは非常に大きな利権の塊なので、中止にすると自民党の一番コアな支持基盤が揺らぐ。それだけは避けたい。

また、なんだかんだで開催してNHKが盛り上げれば、一定の支持は得られる。

はてなに巣食う聡明な皆さんは、国民馬鹿にすんなとキレるだろうけど、残念ながら国会議員の皆さんの方が国民を正しく理解してると思われ、なんだかんだ盛り上がってめでたしめでたしな人はかなり多いはず。

2.どのみち第五波は来る

オリンピックをやろうがやるまいが、緊急事態宣言解除して経済活動再開したら感染は広がる。いずれにせよ第五波までは避けられない。

どっちみち避けられないなら、オリンピック中止して票を失うよりは開催した方が良いという判断になるのは当然。

大事なのは、第五波がオリンピック前やオリンピック中に来ないようにすること。

から緊急事態宣言も延長した。

3.対策に自信

三度の緊急事態宣言で、飲食店さえ締め付けたら感染は抑えられるという自信を持ってしまい、第五波が来ても何万人もの人が亡くなる最悪の事態にはならないとタカをくくっているのが見て取れる。

どうあがいても第五波は来るが、なんとか抑え込むことはできそうなので、オリンピックはやった方が選挙的にはプラスという判断だと思われる。

4.ワクチンが確保できた

たぶんこれが一番大きい。ファイザーワクチンが十分な数確保できたことが自信に繋がっている。

無茶な圧力までかけて計画を前倒しさせ、なりふり構わず接種率を高めることで、第五波の次は来ない想定だと思われる。

オリンピック危惧される変異株の流入だが、ファイザーワクチンは今のところ変異株にも高い効果が認められている。

とにかく、ワクチンを確保できたのだから、少しくらいオリンピック感染が広がったとしても、そこまで恐れることはなくなった。

それなら、票を失うリスクをとってまでオリンピックを中止する理由は全くない。

しろ、第五波で一時的感染が広がっても、あとはワクチン接種とのスピード勝負しかないので、選挙までにガンガン自治体圧力かけて進めれば十分な勝算がある。

ということで、IOCとか違約金とか関係なく、自民党的には次の選挙のことしか頭にないと思う。

選挙のためには多少犠牲を出しててもオリンピックやる方が得策だということ。

  • 単純に自分と自分の友達(利権関係者)は死なないし金儲けできるし、何やっても国民は自民党に票入れてくれるからでしょ

  • オリンピックが選挙の勝利につながるっていうのはほんとにそうなのかなあ。 俺はオリンピックやっても別にいい派だけどさ。

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