2021-05-19

弱者男性配偶者があてがわれないのは幸福追求権の侵害ではないか

弱者男性だって結婚して幸せになる権利があるはずだ。

しかし現状の社会はそれを許していない。

所得によって、身分によって、年齢によって、容姿によって、それを制限されている。

これは現行の社会制度が弱者男性幸福追求権を侵害している状況だといえるだろう。

だとすれば公共の福祉に反しない範囲で、強者の持つ「配偶者を選ぶ権利」を制限し、弱者男性結婚できる状況にすべきではなかろうか。

一見無茶苦茶意見に見えるかもしれないが、類例を示せば納得してもらえるはずだ。

 

ご存じの通り、企業には経済的自由権があり、好きなように人を雇うことができる。

企業法人であり、法人人権享有主体であるので、その自由意志は最大限尊重されるべきである

しかし「完全に」自由ではない。

人を選ぶ際、差別が起こらないよう履歴書に求めてはいけない事項、面接で聞いてはいけない事項が決まっている。

障碍者を2.2%雇う義務がある。

正社員であればよほどの事情がない限り、解雇できない。

等々数々の制限がある。

これは法人雇用者と比べて圧倒的強者であり、その自由を際限なく認めてしまえば公共の福祉に反してしまう恐れがあるからだ。

 

このように、自由意志は最大限尊重されるべきものであるが、同時に他の人権との兼ね合いで一定程度制限されねばならないものでもある。

結婚における強者選択の自由も最大限尊重されるべきではあるが、その結果弱者男性幸福追求権が侵害されてしまうのであれば、一定の制約を設けるのも致し方ないだろう。

  • 配偶者となる側の女性が弱者男性のパートナーになるのは嫌だと拒否権を発動してるんで女性側の権利も同時に存在してる となると全ての人間に配偶者をあてがうのは当然の権利ではな...

    • 自由な選択というのが幻想だよ。 AIマッチングで相性を最適な相性を測ればみんなそれに従うようになる。

      • 説得力があって納得するなら従うだろうが、納得されなかったら誰も従わないだろうね

    • そうだよね。 企業だって好きなように人を雇う権利があるし、派遣を正社員にする必要もないよね。

      • 派遣の問題は権利というよりは不平等な立場の優劣を利用した雇用関係になってるのが一番の問題点かな… 派遣社員側が納得して雇用されてるなら対等な雇用関係だが、実態は正社員に...

        • 弱者男性も結婚したいけどできないという構造は同じで、強者(=既婚男女、子持ち女性)に税制やら社会制度やらで搾取されてる構造も同じ。

          • それは勘違いだね 彼らが自分の意思で積極的に搾取してるわけではないし、弱者男性が取られた税金が割合的に恵まれた他者へ還元されやすい構造になってるのでないかという推論だろ...

            • 企業が派遣を使うのは現法制化で最も経済的合理性が高いからであって、搾取の構造を作り出してるのはそういう法制にした国であり、企業はそれに乗っかているだけ。 同じく、弱者男...

              • その君の言い分なら、ここでいう強者はシングルマザーとなる文脈になってしまうが、そこは理解して主張されてるのかね? 君の言い分は面白いが、では弱者男性と結婚したほうがメリ...

                • シングルマザーは養育費を取ればいいじゃん。結婚相手に求めるなよ。

    • 統計上有意な差が生じているならば、クオーター制やアファーマティブアクションのような積極的是正措置がとられてもおかしくない。 選択的自由は無限に保証されるわけではない。

      • 配偶者が見つからない弱者男性へアファーマティブアクションを行うとすれば シングルマザーで困っている女性と弱者男性のマッチングを行い機会だけは設けるというようなアクション...

        • 例えば企業の採用活動と同じように考えるなら結婚相談所で年齢や年収でスクリーニングかけるのを禁止したり男女で料金に差を設けるのを禁止するのも一案。

          • 結婚相談所はアファーマティブアクションの場ではなくサービス業と考える必要があるのが現状なので、まずはそこを切り離す必要がある アファーマティブアクションの場とするには顧...

  • 弱者男性って頭も弱いの?

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