巷の弱者男性議論を見ていて思ったのだが、世間的にも世界的にも女性は一纏めに弱者だとされ男性は一纏めに強者だとされているせいで弱者男性(定義は置いておくとして)が声を上げにくくなっている事に原因があるのではないか。たとえば自殺や貧困のニュースで女性ばかりが取り上げられるという現象も「弱者なんだから可哀想」みたいなのがあるのではないか。そして女性の社会進出が進まない理由は「女は弱者なんだから引っ込んでろ」みたいなのがあるからでは?(一方で男性は「男なんだからキツくても耐えろ稼げ」となる)
よく「男性は下駄を履かされてる」なんていうけど、現代の若い男性は仕事が性別で有利になるなんて経験はあまり無いと思うんだよね。というか下駄=上の立場に任命される事だとしたら責任や仕事量も増えるんだけど、それ故に管理職とかリーダー系はやりたくないって男性は割と居る。でも誰かがやらないといけないんだけどね。
「男なんだからキツくても稼げ」みたいな男性の生きづらさは労働改革をすれば改善するのではという意見も出ると思うが、それは今よりサービスの質を下げざるを得ない(店が5時に閉まる社会)んだけどその不便性を受け入れれば実現できると思う。
あと上の方で弱者男性の定義は置いておくと言ったけど、どうも社会的/経済的な弱者と恋愛弱者が混同されてる印象がある。ただそれだと「経済的貧困だからモテない」「発達障害で仕事やコミュニケーションに支障が出るせいでモテない」は鶏と卵みたいでどちらに属するのかという問題があるが。