ほとんど大抵の場合、バカな人は自分がバカだとは思っていない。
スーパーのサービスカウンターで年配客が係の人を延々怒鳴り続けていた。
お釣りが足りなかったのだという。
「お前んとこは、客から金盗むのか!」
「レシート合計と出した金の差額がここに書いてある釣り銭の額と合わないのは小学生でもわかるだろ!」
三人くらいかな、カウンター内で結構長いそのレシートのリストを必死で確認していた店員さん
「……あの、お客様、申し訳ないのですが、レシートは間違ってません」
するとその客
「嘘つくな! 俺は買い物の時、毎回毎回全部電卓で計算してるんだ! 一円二円じゃないだろ! 三千円も違うじゃないか!」
すると、ある瞬間、客がふたたび怒鳴り上げる。
「分かったぞ! お前ら買ってもいない商品を俺のカゴに入れたな? その商品はワシは買ってないぞ!」
・・・アホか、だったら返品して返金して貰えばいーだろ。間違えたのは間違いないなくそのおっさん自身だ。
と怒ってその年配客は去った。
サービスカウンター内の三人、笑ってた。二度と来んな!だったんだろう。
しかし、思うんだけど、この事例でわかるのは、自分が間違っているかもしれないと考えない人は、世の中にはたくさんいるんだなってことだ。
基本的に、私たちは本来、バカなのである。バカだから、例えば多くの買い物をしたときに、ほとんどの人はおっさんみたく自分では計算できず、電卓が必要になるのだ。
世の中色々とAIとか技術が進むのは、例えば人間自身にやらせたら間違ったり遅かったり無駄だったり、果ては大事故につながったり、人間自身が性能や信用性が低いからである。
ところが、一方で、自分で考えない人がどんどん増えているような気がする。
困った世の中かもね。
似た老人が郵便局の窓口で不在受け取り時の身分証提示にキレ散らかしてたなぁw