2021-01-30

anond:20210129080639

これの凄さ全然伝わってなくて笑う。

日本語表記英語表記、それぞれ逆さにしても違う言葉として一致するっていうことは実はかなりすごい。

プールループ

PoolとLoop

なぜそういったことが起こるのかより、なぜそういったことが起こらないか説明したほうが早い。

例えばてぶくろ。

日本語表記なら逆さにすれば「ろくぶて」だが、ローマ字表記だとOrukubetになってしまう。

これは、母音と子音含めて一文字日本語に比べて、英語母音と子音が異なる文字構成されることが多いためだ。

音声逆再生なんかをしたことがある人はピンとくると思うけど、本来再生してもちゃんと聞こえるようにするためには母音と子音を分解して発音し直さないといけない。

例えばトマトならOtamotとなってしまい、この時点で英語日本語を逆さ言葉にしてもほとんどが一致しないということがわかる。

ここでさら面白いのは、PoolもLoopも、本来日本語では発音表記ではない語尾のLとPに、ルとプが割り当てられているという点だ。

Poolは英語発音を無理やり日本語表記するなら「プウォア」に近いし、Loopも「ルゥポァ」に近い。

それ以外にも、Creamクリームだし、Leakはリークと、日本語発音できない表記にうの段が多く割り当てられていることがわかる。

しかしこの言葉は、手前が母音がウではないために、逆さにすると日本語英語発音が異なってしまう。

Maercはムーリクとは読めないし、Kaelもクーリとは読めない。

そのため、逆さ言葉にしても最後の一文字日本語表記と一致するためには、最後英文字の手前でウに近い発音をしている必要があるということになる。

ここでPoolとLoopにもどると、Oが2つ並んでいるためにウーに近い発音になる。

そのため、逆さになっても日本語発音であるプールループに一致することができている。

そう考えると、日本語表記英語表記で、それぞれ逆さにしても一致するためには、ある程度条件が絞られてくることがわかる。

1.単語の終わりが日本語では発音できないためにうの段の言葉に置き換えられている。

2.その文字の手前の母音がウに近い発音をしている。

3.単語の始まり文字が、単語の終わりに来たとき日本語のうの段に置き換えられる文字場合、その文字母音がウである必要がある。

こんなところだろうか。

Goodのグッドのように語尾がオの段で置き換えられている単語もあるので、その場合は手前の母音がオに近い発音になる必要がある。

それをもとに色々と単語を探してみたが、現段階でこの組合せ以外の単語を見つけることができなかった。

もう一つの可能性として、子音を伴わない母音で終わる英単語であれば成立するかもしれないが、ざっと調べた限りでは見つけることはできなかった。

しかしたら人名を除く一般名詞の組み合わせは本当にこれしかいかもしれない。

だとすると割と本当に面白い発見だと思うのだが、そこまで考えてくれているようなブコメがなく、ただ日本語という言葉揚げ足取りに終始してしまっているのはとてももったいない話だと思った。

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