子供の頃、おじいちゃんおばあちゃんに敬語を使わないと親から怒られた。もちろん年配者に敬意を払うのは良いことだし敬意を示すべきだと思うけど、部活の先輩ばりに敬語で話すことを強要するのは今思うとマジで頭おかしい。
「おばあちゃん、元気?」とかも許されない。『「元気?」じゃなくて「お元気ですか?」でしょ!』ってキレられた。わたしは別におばあちゃんに敬意がないから「元気?」って聞いたわけじゃない。親しみを込めて話すという概念がまるで分かってない。やばすぎる。おかしいよね?ちびまる子ちゃんで、まる子が友蔵に甘えてるのがいつも羨ましかった。まぁ、あの関係に「敬意」があるのかということは置いといたとしても、困った時や寂しい時はおじいちゃんにあんな風に甘えられるってすごい羨ましい。おじいちゃんおばあちゃんのことそんなふうに思えない。一緒にいるとめちゃくちゃ気使う。まる子はおじいちゃんおばあちゃんと同居してるからああいう関係なのかなぁ。でもタラちゃんは波平に敬語だよなって意見はお断り。アイツはイクラちゃんにすら敬語で話すから論外。
もし自分に孫が出来て、その孫が自分に向かって敬語しか使わなかったら距離感しか感じないし逆に生意気っぽくてウザい。皇族じゃないんだからって思う。孫が夏休みに遊びに来て、帰るときに「お世話になりました」とか言われたら笑っちゃうわよ。そんなんされたら、もうじき死ぬんかなって思うわ
うちの親って本当に変だったなって今になるとすごい思う。体育会系のノリいつまで引きずってんだって感じだし。かと思えば、孫なんだからもっとおじいちゃんおばあちゃんに甘えなさいみたいなこと言ってくる。挙げ句の果てには「お母さんには、いとこがたくさんいたから(つまり自分以外にも孫が大勢いたから)わたしなんて全然構ってもらえなかったわよ!あんたは数少ない孫なんだからありがたいことなのよ!?もっと孫らしくしたら!?」とか言ってきて超絶意味不明。
おばあちゃんに電話かけるのも未だにちょっと緊張するし、親元離れた今となっては敬語7割タメ語3割くらいで話してるけど、そのライン引きが微妙で結局ぎこちない会話になっちゃう。