より正確に言うと、一度提示された金額は世界がひっくり返っても不変だと信じてるって感じだけど、海外で勤務してるとホントだなぁって思う。
現地企業なんてのは成長著しいアジアでも成熟している欧米でもとにかく追加で必要になったコストは顧客に還元しようとする。
だって健全な範囲でインフレしてるから。モノもヒトも、家賃だって年に数パーセント上がったりする。
その上で現地の会社もしっかり採算を厳しく見てるからこそ値上げしたり、追加発生したサービスやら工数やらにはしっかり請求に反映させる。
だけども日系企業は一度提示されたコストが変わるという可能性を頑として受け入れない。
いや、そりゃコストが上がることを喜ぶ企業は少数派だが、マーケットの変動も含めたカントリーリスクを事業として背負うということをせず、口を揃えて「日本の市場は特別だから」とか「日系企業は厳しいから」と言う。
でもそれは、単に本土でのお客様気分に守られてるから、もっと言えば甘えてるからじゃねぇのかなとも思う。
今だって中国とかがいるけど、この先もっと金払いが良くて、注文もうるさくなく、何かあった時にしっかり協議のテーブルについてくれる新興国がバカスカ出てきたら、一体誰が日系企業の相手をしてくれるんだろう。
でもなぁ、そう言う俺だってその末端なんだよな。
公共福祉の範囲が他国と比較して非常に広い、といってくれや