昔から子供が嫌いだ。まず、うるさい、それから汚い。子供特有のキンキンした声が苦手。それから、床をドタドタ走る時の衝撃も。子供はそこいらのおっさんなんかより断然汚い。よだれのついた手であちこちを触るし、汚い路面に這いつくばったりもする。潔癖症の自分はそういう汚い手をこちらに伸ばされるとゾッとする。もちろん、普段はこんなことは言えない。だから押さえ込んで生きている。だけど、最近友だちが趣味の集まりに頻繁に……
俺は絶対に電車で席を譲らない。なぜなら俺が底辺だからだ。例えば小さな子を連れた母親。子供は足が痛いとぐずっていて、母親は見るからに疲れ切っている、そんな状況でも俺は譲らない。どうしてかって、大変そうに見える親子連れは結婚して出産している勝ち組だからだ。俺は家に帰っても1人、自分のでもない子供のために税金を払い、老人に子育て世代に経営者に搾取され続ける人生だ。赤の他人の中出しに気を使う余裕などない。老人についても同じだ。老人は高度経済成長期にぬくぬくと甘い汁を吸って生き、俺たちが貰うであろうものよりはるかに高い年金を搾取しながら生きてるからだ。大体出歩いてる老人なんか、ショッピングだとかフレンチだとか美術館だとかに向かう金持ちだから俺が席を譲る必要はない。
いかに自分が可哀想か余裕がないかを述べながら、なぜ自分が善人たれないか自己弁護に走るやつ多いよな。批判されると「はぁぁぁああぁあ!!?!私が悪いってことぉぉおおおお!??!!???」とキレる。こういうやつらに優しくする必要はない。
伊武雅刀さんのアノ歌、唄ってよ~ 『・・・ワタシは、子供が、キライです!』