2020-10-05

女を言葉で殴る男が劣化鳳暁生にみえ

少女革命ウテナにでてくる鳳暁生は地位と金がそれなりにありルックスは良いし表面上の人あたりもいいし、ちゃん過去王子様して色んな人を助けてたあたりマシな気もする。挙動微妙おもしろいし。

でも内面が歪みまくりなうえにやらかしたことを考えるとやっぱこいつ悲惨だけど最低だわ。

とか思いながら、男はつらい女はいいよな、などと言葉で女を殴る人間について鳳暁生とからめて語ってる文章ないのかなと思ったらあった。

「王子様」の呪いーー鳳暁生について|水上文|note

彼は男で、だからお姫様」にはなり得ず、望まれるのは「王子様」でしかなかった。力を持っていて、とびきり魅力的で、白馬に乗って颯爽と現れ誰かを助けてくれる、そんな「王子様」であることを、当然のように周囲から求められていること。

彼がかけられていたのは、「王子様」ではないにもかかわらず「王子様」の役割から決して降りることができないという呪いであった。

彼は「降りられない」と自分を憐れんで嘆くことしかできないし、しないのである

から彼は、どう考えても加害者でありながら、自分いちばんの「被害者なのだと思い込んでしまうのである

どこまでいっても「かわいそう」にならないから。どこまでいっても「王子様」でしかなくて、許されてしまって、力を行使できてしまうから。どこまでいっても「かわいそう」にはなれない自分が、逆説的にいちばん「かわいそう」なのだと思ってしまうから

鳳暁生は、その小さな世界に取り残される。「居心地の良い棺の中で、いつまでも王子ごっこをしていてください」、そう言い残す少女背中を見るばかり

置き換わらない部分もあるだろうけど、「王子様」を「男」なりに置き換えたら…?

これ書いてる人もウテナ制作陣もすごいなあ。

  • どうでもうんちでした

  • 顔出しアンチフェミ論客の顔見てみ びっくりするから

  • なるほどそういう見方もあるのか。 劇場版で桐生冬芽がキャベツ畑で押し倒される描写があったが、引用されてるnoteとこの記事で言われている「男は男という舞台から降りられない」と...

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