鍵をかけてほしいTwitterアカウントがある。検索除けなしでエログロを投稿しているなどではない。ネットストーカーのごとく覗きに行ってしまうので、鍵をかけてほしいのだ。
そのアカウントは、私と仲のよい(と私は思っている)人の別垢だ。以下、経緯を追って説明する。
私とその人(Aさんと呼ぶ)はとある狭小ジャンルで活動していた。Aさんはさほど有名ではないかもしれないが、毎日のように萌えの詰まった神ツイートを投稿し、その解釈は私の新しい扉をいくつも開いた。私にとって、Aさんは紛れもなく神作家だった。
ある時、Aさんが新しく大手ジャンルにはまった。私も後を追うようにそのジャンルにはまった。私とAさんは同CPを好きになり、その話でよく盛り上がっていた。互いの解釈は一致していた。少なくとも私はそう思っている。なので、AさんがそのCPについて呟くのが日々の楽しみになっていた。
Aさんは同ジャンルのキャラ×夢主も好きになったようだった。私は夢は見ないタイプだったが、Aさんの妄想なら萌えることができた。Aさんの解釈の深さに敬意を表したい。
ある時期から、Aさんのツイートが減った。最初はリアルが忙しくなったのかと思っていた。ある日、いつものようにTwitterを眺めていると、Aさんのアカウントと同じ名前のアカウントがおすすめに表示された。私はAさんにブロ解されたのかと思い、慌ててそのアカウントのホームに飛んだ。
そのアカウントはAさんのキャラ×夢主用の別垢だった。ブロ解されてたわけではなかったのでとりあえずホッとした。いけないと思いつつも、私はAさんの別垢のツイートを遡った。楽しそうなAさんがそこにいた。
CPと夢の棲み分けのためにアカウントを分けているというのは理解できる。私は夢女子(という呼び方で合っているのだろうか)でないため、そのアカウントをフォローするのはお門違いということも理解できる。しかし、置いて行かれたような寂しい気持ちは消すことができない。
私はAさんの別垢覗きがやめられない。間違っていいねを付けたりしないよう慎重にタイムラインを遡るたび、Aさんに対する罪悪感とAさんの別垢のフォロー・フォロワーに対する嫉妬が沸いてくる。Aさんは神なんだから全員フォロバしてツイートを読めよ、神のツイートなんだからもっと反応しろよ、とか思ってしまう。身勝手は承知だが、鍵さえかけてくれれば覗けなくなるので諦めもつく。
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すごくどうでもうんち