暴力反対!……って気持ちは大抵の人が持ってると思う。痛いの嫌だし。暴力の無い明るい社会を目指しましょう!
でも暴力って何?
殴る蹴るは確実に暴力。
時代によって暴力は変わるみたい。物理的なことじゃ無い精神的なことも暴力に含まれて来た。
子供の前で夫婦喧嘩をするのは、昔は何とも思われてなかったけど今は面前DVって言われてる。つまり暴力。
見せただけでも暴力になった!直接は何もしてないのに!
こんなふうに、暴力とされる範囲は広がって、どんどん新しい形の暴力が追加されていく傾向にあるみたい。
でもこうやって暴力の持つ意味が変化しちゃうと、Aさんが思ってる暴力の意味と、Bさんが思ってる暴力の意味が違う、なんて事も起こりそう。話が噛み合わなくなって困っちゃうよね。
今回のラブドール騒ぎって、この噛み合わなさもあるんじゃないかな。
批判してる人はたぶん新しい暴力の意味をインプット済みで、もう精神的暴力や見せられる暴力が発生したって思ってる。
でも新しい暴力の意味をインプットしてない人から見れば、暴力は発生してない。現実の少年は物理的な暴力を受けていないから。
このすれ違いを念頭に置いたらもう少し建設的な話が出来ないかな。対立の原因はこれだけじゃなくて色々あるとは思うけど。
暴力反対!って考えは共通してるのに、噛み合わないの悲しいね!
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/dv/02_1.html
DVの暴力の事例として身体的なものの次に、精神的なものの事例が掲載されている。精神的なものは昔はDVとして扱われ難かったけど、こうして公に暴力として認められるようになった。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/documents/37980/75mouippo.pdf
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv-child_abuse/index.html
でもキモくて金のないおっさんが新しい暴力に曝されている場合はそれはなぜか暴力ではないことになるんですよねわかります