小学校の頃、好きでもない相手から「はてな君が、増田君が私の事好きって言ってたんだけど、気持ち悪いから本当に勘弁してね?」と伝えられたこと。今でも覚えている。
視線を向けるな、話しかけるな、お前と関係があると思わせるな、プリントを回すときにプリントに指を触れるな、言葉を変えて色んな女に言われてきた。俺がブサイクで、ブサイクに好かれたらブサイクとのカップルとして扱われ恥をかくから、と。
中学校では流石に状況が変わった。多くの女は理性を手にして、相手がブサイクなだけなら人間扱いをする必要があるということを理解した。基本的人権の開眼を直ぐ側で何度も目にした当事者だと言ってもいい。
同時に、それでもなおブサイクを人間扱いしない一部の女達は、成長により手にした暴力や知識や冷酷さを俺を社会から排斥する行為に活用し続けてきた。許せねえ。しかし、あんな女を許すかどうかについて精神エネルギーを使うのが人生の無駄なので、あまり盛り上がる気にはならない。
高校、大学、会社、状況は変わらない。相変わらず女達の中には俺を天性の加害者として扱い容赦のない「反撃」を繰り出してくる奴が紛れ込んでいた。ブサイクは罪なのか?
ブサイクは罪なんだろうな。これは、男達の中にも変わらずある心だ。ブサイクは罪だ。ブサイクの触った食べ物は穢れるから食べれないと語る男達を何度も見てきた。ブサイクと同じ空気を吸うことに耐えられないよなと話を振られ、嫌われたくないので俺も相槌を打つた。俺はブサイク故に犯罪者、そして俺もブサイクという誰かの罪を裁く顔面偏差値の憲兵。咎人を裁く咎人。俺の罪が許されるはずもない。
産まれ落ちた罪。生きてきた罪。同族殺し。ブサイクという犯罪。その加害者。私刑の礫。その加害者。だが神に許しはこわない。人が産んだ人の決めた罪に過ぎぬから。それがブサイク罪。
会社でも状況は変わらないの。。