正確にはなろうのR18地方、ノクターンノベルズで書いています。タイトルは限界かもしれないとしたが実はそれほど辛いものでもありません。軽い釣りです。
私はある特定の狭いジャンルを中心に書いていて、そのジャンルが好きな人にはある程度名が知られている、ぐらいの知名度です。
もちろん読むのも好きで、商業から同人、ツイッターにあがる断片まで継続的にそのジャンルの作品を楽しんでいます。
さて、ずーっと同じジャンルの作品ばかりを摂取しているとどうなるか。好みが尖っていくのです。より過激なものへと変遷するのはもちろんですが、実は尖っていくと、好みはより直接的ではないものへと変化していきます。そのジャンルを予感させるもの、匂わせるものさえあれば、具体的な本番描写がなくても楽しめるようになり、更には本番描写が邪魔だとすら思えるようになってきます。(ジャンルの特性上、本番描写では他のジャンルとの差を出しにくいのです)
性欲が減退したというわけではありません。むしろ逆で、世の中でエロいと思える範囲が広がっていきます。本番がなくてもいいというのは、それっぽい描写や展開がなくても、普通に興奮して最後までいけてしまうということです。
これは消費者としては望ましい進化と言えます。なぜならば自分が楽しめる作品が増えるからです。しかし創作者としては少し困ったことが起きます。
自分の作品の中で、本番シーンを描くのが面倒になってしまうのです。ノクターンノベルズでエロ小説を書いている人の大半はそうだと信じていますが、私は読者よりもまず、自分が興奮するものをどうしようもない衝動のままに書いています。今の私が私の衝動に正直に書いてしまうと、作中での本番シーンがものすごく少なくなってしまうのです。
そうするとどうなるか。ノクターンノベルズを訪れる多くの読者はある程度直接的な本番描写を求めています。もちろん私のジャンルの読者も大多数はそうでしょう(他の一般的なジャンルよりは割合は低いと思いますが)。そのような読者が今の私が正直に書いた作品を読むと、拍子抜けしたり物足りなさを感じることが多くなるでしょう。ものによってはノクターンノベルズではなく、なろう本体に投稿できるレベルにまで直接的な描写が省かれたりするのです。
かといって、なろう本体に投稿したとしてもあまりうまくありません。なぜならばなろう本体とエロ主体のノクターンノベルズでは読者層が違うからです。試しに一度なろう本体に投稿してみたところ、ノクターンノベルズに投稿した場合と比べてアクセス数が一桁落ちました。読者の母数はなろう本体の方が圧倒的に大きいであろうにも関わらずです。
趣味の小説執筆になんでここまで本気になってんだ 勉強して資格でもとるかTOEICの点数でも上げてろ
はっはっは趣味だから本気になるんですよ。