庭で日曜大工をしていた。雨がふってきたので外であそぶねこを家にいれようと道をあるきはじめた。むこうから少女がひとりあるいてきた。わたしは彼女を無視した。ねこを呼ぶとまもなくねこがかけてきた。わたしはねこを抱き家に向かった。家の前の原っぱのそばでさっきの少女とであった。かるく会釈をしてとおりすぎようとしたが少女がよってきてしまった。ショートヘア、淡い色のタンクトップ、ヘンプのミニスカート、きれいな脚、白いサンダル。小学6年か中1くらいだろうか。骨折したようで腕をつっていた。ねこに興味津々で瞳をきらきらさせている彼女をさすがに無視もできなくなった。
「すき」
傍目に誤解を招きやすい光景なので会話などせずとっとと家に引っ込みたかったが少女の目がねこに釘付けになっている。あまりそっけないのも悪い気がしてねこの来歴をかんたんに話した。2年前に家の前に捨てられていたこと、日毎に弱ってきてこのままでは死んでしまう、やむなく近所総動員でつかまえて獣医師さんにみせて、お薬のませてワクチン打って避妊していまちょうど2歳だとか。少女は来歴にすこしおどろきねこを見つめている。少女はこの近くにすんでいてねこ飼いたいけど犬飼ってるからだめかもしれない、骨折は犬の散歩でころんだ、などと話してくれた。
「さてと。ねこにご飯あげないと。じゃね」わたしは家に入ろうとしたが少女が動かない。歩きかけふりかえると少女はまだこっちをみている。
「ねこ、さわってみる?」「うん」少女のところにもどって腕のなかのねこに触れさせた。ねこはすこし緊張している。
「ふわふわ」少女は目をほそめる。「おうちは近く?傘、かそうか?」「だいじょうぶ」「じゃね」
雨は1時間後にあがった。日曜大工のつづきをするべく外にでるとさっきの少女がまだいた。
「雨降ってたけど、ここにいたの?」
グルグルやってハネを休めたときがいいとか指たてるとトンボがくるとかそんな話をして「また雨くるよ、だいじょうぶ?」と聞いてみた。少女はあいまいな返事をして歩き始めた。彼女は北に向かいひとつむこうの辻まで歩くのを見届けた。そこであることに気づいた。少女は傘を持っていないだけではなかった。タンクトップはよれよれで腕をつる布巾は黄ばみ彼女は布巾とギプスの匂いを気にしていた。何かすこしおかしい。私は少女がむかった北の辻まであるいた。1分と経っていないはずだが彼女のすがたはなかった。それからもうひとつのことに気づいた。いまここにトンボなどいるわけがない。
※バレあり: 幽霊だった少女という他になにもない。 読点も打ったほうが良い部分があるし、表現が優れているわけでもない。 文中の算用数字は漢数字に直すべき。 芸術点を考えてい...
わざわざどうも。 悪いがお文芸などやってない。今日あったことを書き記しただけでね。 幽霊しか考えつかない貧困ぶりは勝手だが、おれはそんなことに興味はない。 雨のなか持ち物...
「トンボなどいるはずはない」という内容は、読者が「つまりは季節外れである」ことを想定しやすい。 こういった想像力は当然持ち合わせているよね? この文章にはその前に「1分と...
お顔が真っ赤や!!!
お、おう。 コーヒー飲みながらゆったり書いてるぞ。 ところで天狗の面でオナニーする昔のにっかつロマンポルノ、あれ良かったなあ。
放置子ちゃん疑いね。 子供は季節感ないのが今あたりまえだし水辺なら種類によっては夏でもいるよ 秋にしか居ないのがアキアカネだけどイトトンボ系は夏に出るよ 地域とつながって...
トンボってのは、彼女がとっさについた嘘じゃなかったかと思ってるんだ。 あるいはほんとうにトンボはいたのかもしれない。 でも骨折して腕吊った女の子が雨の中1時間も同じ場所に...
オレという元増田が女性か男性かにもよる 男性の場合はこじれるから手を出さず民生に通報して放置 家内に女性がいたら噂を尋ねるなどしてもらえばよい
おれは男性。明日(今日だな)にでも民生委員に伝える。 アドバイスに感謝。