熊はとりわけ図体も大きく、上記の連中に劣らず凶暴で恐ろしい
が、上記の連中に比べて、ぬいぐるみやマスコット的扱いをされる場合も多い
かっこいい系イメージよりかわいい系イメージで見ている人が多いのではないか
では、それはなぜか?
1.直立できるので人間っぽい
熊は肉食獣のなかではめずらしく二本脚で立てる
それゆえ猿やカンガルーと同じく
2.頭がでかい体型
トラもヒョウも狼もシャープでスマートでそれゆえ強そう怜悧そうである
が、熊は頭が大きく手足が太く、直立すると4頭身ぐらいに見える
この体型のせいで鈍重そうに思われ
象やカバも鈍重そうなので人間にはあまり恐れられないイメージだが
熊もそういう生き物と思われていないか
猛獣でも母獣と子獣が一緒にいる姿を見るとほっこりする人は多い
授乳時は母獣が地面に横たわって子獣が並んでおっぱいを吸っている
これに対し、第1の点で述べたように熊は2足で直立できる
母熊が下半身だけ地面につけて子熊を正面から抱いているような図が多い
しかも図体が大きい動物の通例で一度に生む赤子は1頭か2頭の場合が多い
おかげで何やら人間の母親が赤ちゃんを抱いている姿のようなイメージがある
人間は人間に似た要素の感じられる生物に親しみを感じやすいので
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