結構おけパは悪くない悪いのは私たち、みたいなツイートを見かけるが、おけパってそんなに良いものだろうか。少なくとも私にはそう思えない。
あ、一応この記事の趣旨は別に悪口ではない。あれだったら最後だけ読んでもらえればいい。短いから全部読んでもそんなに大変ではないと思うけど。
私の近くにはかつておけパがいた。そのおけパはジャンルに新しく神絵師として参入してきた、自分より遥かに実力のある人の、同人に不慣れな故のミスを陰湿に燃やしてジャンルから叩き出していた。
そんなことしてる時点でおけパではないのでは?とも思えるのだが、現に彼女は今も他の人のおけパをやっているのだ。
おけパは地道に「空気を読める人」をやってきているので、自陣にはおけパ自身の配下みたいなのが集合することになる。
そしておけパが暴走すると、それに従って配下も暴走せざるを得なくなる。その空気に乗れなければ仲間内にいづらくなるのは自分だからだ。
うかつにおけパと仲良くしてると自分の好きなように身動き取れなくなるぞ。
それを実証するように、彼女がジャンル移動するのと同時にそれなりに仲良くしていたはずの配下のみんなもいなくなった。そして礼儀正しくしてはいても決して配下にはなろうとしなかった私は、普通におけパにブロ解された。
私は彼女を恨んではいないが、友人をごっそり持っていかれたことと神絵師を追い出しておいて自分もさっさといなくなったことにはちょっと怒りを感じてはいる。多分そのせいでジャンルの寿命は結構短くなってしまった。まあ結局、私がそれ以上の絵を描くことができなかったといえばそれまでなのだが。
結局、おけパになにかもやっとした感情を持つのは、おけパもそれなりにフェアではない行動をしているからなのだ。それを全肯定するのも少なからず良くない結果を招くと思う。
そして私たちは『ジャンルを愛したから』そのジャンルのオタクをやっている以上、その界隈を牛耳っている人間ではなくジャンルそのものに忠実であるべきではないだろうか。
誰かを憎むのは自由だし、神絵師に敬意を払うのも、おけパと仲良くするのもいい。ただ、それを誰かを追い出すような、ジャンルを引っ掻き回す規模の争いに発展させるのは単純かつ簡潔に、迷惑だ。