右翼思想・保守思想を信奉した結果、右翼・保守であるという人は少なくて、むしろ旧来の右翼思想や保守思想には拒否感すらあるが、左翼や左翼思想に対する反感、悪意が遥かに大きいので相対的に右翼のポジションにいる、って人間だよな。
旧来の左翼(ブサヨとかはてさとか言われてるww)を「腐敗した左翼やリベラリスト」とし、自分こそが「正しいリベラリスト・真のリベラリスト」であるみたいなことを言い出すやつが結構いるのも、保守思想自体には反感があるものの旧来の左翼に対する悪意はそれへの何倍も大きい人間達の言葉であるから、まぁそうなるよなっていう。
安倍首相の政治家として上手だった所は、そういう「左翼への悪意反感」をうまくすくい上げて、本来の保守政治家としての自分を「ブサヨよりは遥かにマシな政治的実力者」として認識させ、ネット上の味方に付けたあたりなんだろうな。
首相の「悪夢の様な民主党政権時代」みたいな物言いは、ネットで自分を支持してくれる人々へのサービスであるだろうし、実際にその効果は大きかったのではないかな。
保守政治家である安倍首相自体の政治的傾向には拒否感を表していても、首相に何かあった時には必ず「ブサヨを口汚く攻撃する」形式で擁護する人ばかりで、その時の言い分が「よりマシなクソを選択すべきだ」って言い方が多いのも、首相に対する信頼とか好意がドライブになっているのではなくて、左翼に対する深刻な不信と強烈な憎悪がドライブになっているのだろうと考えた方が理解がスムーズだし、そう考えると首相もかわいそうなものだなって気が少しはする。
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