2020-04-05

テレワーク功罪

テレワークを本格実施して一ヶ月程度経って、現在のところの功罪が見えてきた。ちなみに業種はIT。規模は数百人程度。海外拠点複数あり。

まず功としては、ミーティングが非常に効率的になった。もともとミーティングは一部を除き、アジェンダを事前シェアしない、脇道にそれる、何も決まらない、時間オーバー常態化していた弊社だが、テレカンが通常となるにつれて、それじゃ全く決まらないことに気づいた。フェイス・トゥ・フェイスなら仕事した気になれても、テレカンで何も決まらない会議時間オーバー会議苦痛しかなかったようだ。テレワークが本格導入されて2週間ほどで自然と事前資料アジェンダミーティングのゴール設定の共有があり、そのミーティングオーガナイザーがきっちりと成果を持っていくようになった。これはコロナが通常モードになって、フェイス・トゥ・フェイスミーティングが復活してもぜひとも継続したいことである

そして罪。これはセクショナリズムが強くなっていってる気がしている。テレワークが始まって以降、案件で直接関わるか同じ係でなければ一切コミュニケーションを取ることがなくなった。今までは、他部署用事で顔を出したり、社内ですれ違ったり、喫煙所で会話したり・・・。それなりに他部署と関わって意見情報を交換することがあった。そうして、他部署真意や思惑みたいなものを汲み取ることができた。しかし、今ではそれがない。そのうえ、案件で関わっても、テレカンの最初から最後までマイクミュートで顔も見えないこともある。そうすると、「お前ら本当に必要?」みたいなストレスが高まってくる。

弊社では、週2回部署内の全体会を実施している。そこで交換されるのは部署<=>他部署という構造情報であり、XX課がこうしたいらしい・・、などセクショナリズムに基づいた発言が多いきがする。今後、テレワーク常態化していくと、なおさらにその傾向が強まる気がしてならない。

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