大きめの国際機関で働いています。官僚制が骨の髄まで染みついているところです。
ここで私(=正規職員)がYoutubeで許可なく秘密情報を公開してカウンターパートをボコボコにしたら、私と上司がクビになるどころか、関係諸国を巻き込んだ国際的な怒られになると思うし、絶対にやらない。その代わり、内部告発のルートがしっかりあるから、必要と考えたらそちらを使う。倫理教育と内部告発については定期的に講習がある。あるいはコネを伝って動けそうな人に動いてもらう。
でも、岩田教授は外部から招聘された専門家で、内部告発の手段は開かれていない。その代わりに機関の肩書に縛られずに自由に発言ができるし、それが期待されている。守秘義務はあるかもだけど、守秘義務は知る権利とバランスされるべきもので、公的な情報であったら原則公開と考えるべき。特に今回は多数の人命がかかっていて、緊急性がある、政府の行動についての、専門的な知見からの情報で、市民から隠さなければならない理由は見当たらない。むしろ、岩田教授の告発は、専門家として、市民としての義務を果たした、と考えるべきだと思う。
確かにロシア人とか増えたしついに増田も国際機関扱いか