2020-01-17

勉強を頑張ってたどり着いた場所

どこまで来ても競争しかなかった。ぼくは両親とも東大を出た家に生まれたので東大に入る選択肢しかなかった。学校名は伏せるけど関東の県立男子校を出て東大に入った。親と違ってぼくは理系に進んだ。進振りと院進学を経て化学メーカーに入った。

周りから見れば順風満帆人生だろうけど、とても厳しい戦争を勝ち抜いてたどり着いたのがこの会社だ。入社後は比較的目立たぬ競争を経て海外へ出向し、出世コースに乗ったことを確信したが出先でもまた競争だ。上司評価、同僚の評価を気にして馬車馬のように働いた。

帰国後は周囲から評価も良く、給与は30代にして大台に乗った。しかしここから競争だ。ルールのない世界で生き残るのはとても難しいが、ここまでやってきたという自負を持って生きていく。

もう高校同級生とは話が通じない。勉強を頑張ってたどり着いた場所だが、そこにはさら競争が待っていた。危機感にケツを叩かれ今日も働いたし、来週も再来週も働き続ける。レールは敷かれていない。自分他者を蹴落として掴み取ったこ場所絶対に譲りたくない。このまま走り続けてどこまで行けるのかを知りたくなったので、限界までぼくは走り続ける。ちっとも幸せじゃない人生だが、ぼくにはこういう生き方しかできないんだろうな。

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