例えば、SNSでクスッと笑える猫の動画がバズったとする。約2分の動画。6万RT25万いいね。リプ欄の大多数は日本語だけど時々英語圏の方からのメッセージがある。私は少し笑っていいねを押した。
そして3日後。テレビの中のアナウンサーは奇妙なほど優しい声で言った。「これは、SNSで話題になった可愛らしい猫の動画です。湯船のふちに座った猫ちゃんにこの後悲劇が!?」(CM)「湯船のふちに座った猫ちゃんにこの後悲劇が!?…あぁ!猫ちゃんは湯船の中を覗き込むのに夢中になるあまり、足を滑らせてお湯の中に落ちてしまいました。…○○さん、いかがですか?」「いやぁ、可愛いですねぇ。癒やされました。」「××さん、どうでしたか?」「いやもう本当に可愛くて~、癒やされましたね、はい。」「この動画を撮影した飼い主さんによると、この後猫ちゃんは無事救出されたとのことです。」(繰り返し流れる動画、ワイプに映るコメンテーター達)
たったの2分で終わる動画を5分近く掛けて紹介。そして、オチがあるラスト30秒の前にCMを挟む。しかも、無粋な解説付き。これ動物動画だけじゃなくて、ネタ画像や流行のハッシュタグ紹介でも同じ事が起こる。他人がつくったものをわざわざテレビ用に編集して冗長に流して何が面白いんだろう。しかも周回遅れ。それこの前見ました。
しょうもない後追いする暇あったらちゃんとニュース流してね。バラエティだって、一般人のSNSに比べたらよっぽどお金をかけてコンテンツ生み出せるんだからテレビはもっと頑張って。おわり。
日本人の大半は、実はまだスマホを持っていない。 田舎にいけば、誰もスマホなんてみてない。 当然ながら、ネット情報とは無縁。 そいう現実が田舎にはある。