子供を産むということ。
と、題してはいるが、私は大学4年生の女子で未だ子供を産んだことはありません。
しかし最近同年齢の友人が妊娠し、中絶を行ったということから、私の家族について考えはじめ、その結果このようなダイアリーを書こうと思いました。
まず友人の話をすると、友人も同じく大学4年生。彼女の家庭の諸問題から産むという選択も視野にあったそうです。
学生などにとって「産む」という選択肢には結婚するか否か?学校は?就職は?と自分自身の問題が多く上がるような気がします。
一方で話は変わりますが、私は父母が高齢の一人っ子です。幼い頃から、父母の老後のことや自分の行く末様々なことを不安に思ってきました。また世代が離れすぎていて、色々な問題や悩みを共有しにくく大変だと感じることも多いです。
私がこのふたつの話から言いたいことは、産むということは人間の面倒を見ることになるという感覚が割とこの世では薄いのではないかということです。
例えば予期しない妊娠によって若いうちに産む選択をとったとして、産まれてくる彼/彼女の選択肢はかなり狭まれる可能性があります。もしかしたら、子供の希望通りの選択はさせてあげられない可能性があります。
同様に高齢の父母を持った身として、出来なかったこと、したかったけれども自分の意思を言う前にあるのが父母の老後へ負担をかけることが起こりうると感じ出来なかったこと。たくさんあります。
もちろん、どんな家庭でも希望どおりの事ができるわけではありませんが、私としては希望を叶えてあげたい、叶えられたかったという思いがあります。
結婚したから子供をつくる、妊娠したから子供を産む、色々なパターンがあるとは思いますが、今1度それを義務と感じず、産んだ後、自分のことではなくて子供の人生について考えて欲しいな、考えていきたいと私は思っています。