2019-09-12

フォロワーの怨敵のフォロワーになりたい。

まあまあ昔から付き合いがあるフォロワーが、とあるアカウント喧嘩別れした。

喧嘩きっかけについては部外者なのであまり立ち入らなかったが、何かがあったというより徹底的に性格が合わなかったらしくて、バチバチ喧嘩をして関係は幕を下ろした。

そんな喧嘩相手のことを、TL上の愚痴やらグループ通話やらで見聞きする内に、とある感情が生まれてきた。

「その人のフォロワーになりたいなー」と。

「いつも興味のないジャンルの話をされて嫌だった」と聞いて「ああ、そのジャンル私は好きだなあ」と思ったのがきっかけだった。

聞けば聞くほど、知れば知るほど、他人とは思えないくら趣味が合う。「こんな風に話が合わない」「こういう考え方をしていて分かり合えない」と愚痴を聞いていても、なるほどと思うところはあれど、でもそういうの結構好きだなあと思ってしまう。

ふんふんと聞き流す傍ら、日に日にひっそりとした親近感が湧いていた。鍵垢だからから何かを知ることはできない。けれど、愚痴というフィルター越しでさえ相手があまりに魅力的で、ちょっといくらいだった。

だけども、なかなか叶い辛い思いだ。勿論、喧嘩相手が気になるからといってフォロワーのことが嫌いなわけじゃあないから、喧嘩別れに対しての追い討ちか嫌がらせまがいの事はしたくない。そもそも喧嘩相手フォロワーからフォローされたら回し者だと思ってブロックするだろう。自分ならそうする。

かといって、新しいアカウントを作るっていうのも他に目的が無い以上難しい。そもそもそんなにツイッターが得意じゃないから、フォロー1フォロワー0のヲチ垢になるのが関の山だ。

今日も、だんだん少なくなってきた愚痴スクロールしながら、プロフィール文とアイコンしかからない誰かのことを考えている。いっそこんなことになる前に、しれっとフォロワーになれてれば良かったなあ。

あーなんか、運命のいたずらが起こらないかなあ。無理かな。

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