何もかもを思うままに手に入れたいわけでも豪遊したいわけでもなく
一億総中流の時代、おじさんが子供だった頃はきっとそれが当たり前だった。
その上で親や教師が私に求めたものは高学歴とそれによって得られるはずの、上流での安定だった。
生育環境にいた大人たちの甘い幻想はぶっ壊れて、彼らの幻想に翻弄された少年は偏屈なおじさんになってしまった。
食うに困るほどではないが缶コーヒーをひとつ買うのに若干躊躇する。
エナジードリンクと酒に依存しながら、100g98円の鶏モモに躊躇する。調理する時間などないからだ。
彼女はいたりいなかったりするが、結婚したいとは思わなかったし思わない。
さっさと安楽死したい。
おやすみまた明日
おはよう日本