高校時代は理系科目が苦手で明らかに文系人間であるのに理系女子への漠然とした憧れから理系を選択。
思うようにいくわけがない。
そうして一度挫折し文系への転向を試みて文理が融合した学部を選んで大学に入るも結局は憧れを捨てきれずに理系を選択。
でも学部での授業は専門性などなく、学部名を言うといったい何をしている学部なのかと嘲笑混じりに尋ねられる。
私はなぜこの学部に来たのかどうして苦手な理系にこだわるのか、そしてどうして修士に進んでしまったのか・・・
先生からは研究への理解が浅い、基本がわかっていないとダメ出しばかり。
同期は能力も意欲も私よりはるかに高く先生からも期待されているのに対し、私は結果を碌にあげられない。
努力が足りないのはわかっている、でも全く頑張っていないわけではない。
でもこんなことを言っても誰かに認められるわけでもなく、実際結果が出ていない時点で努力とは言えないのだろう。
結局選択して後悔してどうにかしたら引き返せる状況でも変な意地が邪魔をして引き返せない。
もう腹をくくって進むしかないとはわかりながらも将来には不安しか抱けない。
もっと妥協して楽な道もあるけど、妥協したら自分のプライドまで捨ててしまうみたいでできない。
将来はこんな仕事がしたいと夢を語っていた友達は学部卒で全く関係のない仕事についている。
そうはなりたくないという思いが変なプライドを作り上げているのだろう。