母の日とか父の日とか両親の誕生日に贈り物をするのが苦手だ。いちおうケーキぐらいは買っていくが、それ以外に何を買っていいのか分からない。
母はあまり物欲がない。「何か欲しいものある?」と聞いても「別にない」という。親子なので私と好みが似ているのか、私の持ち物を見て羨ましそうな顔をすることはあるので、それとおそろいのものをプレゼントすれば良いんだろうか?それともモノではなくてお芝居のチケットとか、好きなアーティストのコンサートのチケットとかが良いだろうか?その手の提案も「面倒くさい」「何着ていけばいいか分からない」「テレビで見れば良い」とか言われてしまうのだが。
父は逆に物欲が凄すぎて、私がプレゼントとして妥当だと思う金額をはるかに超える大型テレビなどを欲しがり、誕生日などの記念日を待ちきれないので結局欲しいものを自分で買ってしまう。定年退職のときにはデジカメをプレゼントしたが、私が父に勧めたかった高級機は複雑なボタンやダイヤルがいろいろ付きすぎていて使いこなせそうもないというので、結局安い機種になってしまった。
母とは一緒に旅行に行ったりする機会が多いので、その旅費や向こうでの食事代を出すのもありなんだが、頑なに割り勘を通そうとするうえに、最終日の食事など多少値のはるものを食べても結局母が私の分まで払ってしまう。いつまでも私を安月給の新入社員のように思っているらしい。私はもういい歳で、私と同じ給料で奥さんや子どもを養っている人もいるのだからもっと甘えてくれていいのにと思う。
あまり子どもにたかる親もいかがなものかと思うが、父が健在な間はともかく、父が死んだら母がもらえる年金はかなり減るはずだ。今からあまり無駄遣いをしないようにして将来に備えるのは良いけど、夫婦で元気な間に多少お金を使ってでもいろいろ楽しんでおくべきではないかと思う。
こういうときに私はどのように振る舞ってどのくらいお金を出すべきなのか悩む。このままだと50歳を過ぎて還暦を迎えても親にお金を出してもらう生活が続きそうな気がする。
金なんか残して死んでも相続税とられるだけだぞ お金を出してくれるなら出してもらえばいい 喜ばせる手段は金だけじゃない 増田は十分わかってるじゃないか