サッカークラブのサポーターは試合で負けたときに「選手の気持ちが見えない」「泥臭さが足りない」という様な批判をする人が多い
単に表情の乏しい、感情を表に出さない(出せない)だけの選手はそういった批判の槍玉に上がりがちだ
逆にがむしゃらに走り回りボールを追いかける選手が「○○だけは戦っていた」などと高く評価されたりもする
傍から見ていると明らかに戦術上の問題が大きいと思われる様な試合内容でも、なぜか気持ちの問題と評価されてしまう
だが戦術上の問題を、選手のメンタルの問題に置き換えて批判しても改善するはずがない
むしろ「気持ちが見える」「戦ってる」などと評価される選手の方が、周囲との連携を無視してボールを追いかけ回して守備に穴を明けたり、無軌道な動きで味方のパスコースを塞いだりしている場合が少なくない
そういった選手は戦術面だけで評価するならば「存在感のあるお荷物」なのだ
もちろんサッカーは戦術だけで勝敗が決まるスポーツではなく、気持ちの要素も無視はできない
ムードメーカー的な存在はたとえ戦術的には足を引っ張る存在でも、チームの士気を高める上では外せないという場合もあるだろう
しかしその選手が戦術上ではお荷物だという事実そのものが変わる訳ではない
それは改善すべき点であり、改善が難しいのであればチームとしてどうフォローするかを考え無くてはならない
その点になんら改善が見られないのであれば、批判を受けるべきは監督やコーチであるはずだ
少なくとも「気持ちが見えない」と表情の乏しい選手を批判する事ではない
戦術が崩壊してキモティカ?キモティダロ…
フ・ザ・ケ・ン・ナ! ヤ・メ・ロ・バ・カ!
ポイテーロ…