先日、友人が亡くなった
昔は一緒に朝まで飲んでいたがお互い家庭を持つとぱったり飲む機会がなくなっていた。
それに、仕事の考えも違ってきていて話が合わなかったというのもあるのかもしれない。
環境の違いというのは年をとると否応なく自分も人も変えてしまうのだろう。
それでも尊敬する友人の一人ということに変わりはなく、たまに思い出してはまた飲みに行きたいなと思っていた。
そんな中、ひさしぶりに連絡が来たと思ったら亡くなっただって。
理解はしているのが理解したくないのか、嫌悪感というか、焦燥感というかなんとも言えない感覚に襲われた。
そのストレスに耐えられなかったんだろう。
道中、そんなありえない話があってたまるかと考えていた。
友人の中で真っ先に結婚し、子供もできて家も買って順風満帆だったじゃないか。
他に死ぬべき人はいっぱいいるじゃないか。親のスネかじってるアイツやアイツもいるじゃないか。
むしろ、死にたいとよく言っていた自分が死んでないのにあんたが先に死んじまうなんて何がどうなってそうなるんだよ。
おかしいだろ。
ただ、死に顔は少し痩せてたように感じた。仕事に疲れていたのか、無理をしていたのか。
顔を見るとやっぱり実感って湧くものなんだ。本当に死んでしまったんだな。
あらゆるものをこの世に残して。
どう思って死んだんだろう。最後はどう思ったんだろう。もう一度飲みたかったな。奥さんと子供どうするんだよ。
めっちゃ悲しんでるぞ。ドッキリでしたーとでもいって起きてこないかな。なんで、あんたがそこにいんだよ。
色んなことがごちゃごちゃと自分の中で浮かんではモヤの中に消えていく。
はじめての友人の死。こんなにつらいものなんだな。
うんち
自分ももう直ぐ結婚するって言ってたやつが死んだよ。 なんでそういう奴ばっかり先に逝くんだろうな。