さて、本題です。
明石市の駅前の国道でビルが一軒だけ残り、市長からパワハラ叱責を受けたというアレ。
個人的には市長の言うことは正しいと思うし、あの家燃えないかなって思うこともある。
でもね、用地の職員叩かれすぎじゃない?
○7年間なにもしていないからああ言われて当然。
・あのビルに限ったとしても、報道されてるのは「7年かけて契約できなかった」だけで、「7年の間一度も交渉しなかった」じゃないですよね。交渉してないってなんで言えるんですか。
・https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3552.htm を読んでください。公共事業で収用を受けた地権者への税控除の特例です。その要件の一つに「買取申出から半年以内に契約すること」って書いてあるんですよ。買取申出がいわゆる「(1円単位での)金額提示」です。逆に言えば金額提示から半年で決着が付かなかったら地権者が大損こいてますます契約は難しくなるの。それを避けて交渉を進めるには「概算提示」しかないってわけ。金額提示はスタート地点じゃなくてゴール地点にあるって感じ。
・そもそも土地代金も補償金も公正な税金支出の名の下にめちゃ厳しい基準があるんです。だからモリカケがあんな騒がれたんじゃん。上げろって言われて金額上げたらそれは役所の仕事じゃない。そんな中でどうしようもない地権者なんてごろごろいるの、少しは知ってほしいな。