始まりは9人だった。
メンバーの頭文字…とは1文字だけ合わないけれど(笑)、10人でジャニーさんからもらったグループ名。
けれど、1人減り、2人減り…、すぐに8人になった。
いや、もう6人ではなかったかもしれない。
「Snow Man」
バラバラになりかけてた6人に名前をくれたのは、6人を繋ぎとめてくれたのは、タッキーだった。
あれから6年半以上の年月が経った。
メンバーが活動を休止したり、仕事がバラバラになったり、いろんなことがあったけれど、「Snow Man」として、6人でずっとやってきた。
ここに来て「Snow Man」に3名加入。
一体誰が、それを望んだの?
新しく入るメンバーが嫌いなんじゃない。
そういうことじゃない。
もし、「Snow Manと、あとの3人、合計9人で新ユニットを結成します。このユニットが、このまま続くか、期間限定の物になるかは、彼ら次第です」…そんな風に言われたなら、戸惑いながらも、なんとか受け入れられただろう。
仮に、今後9人でやっていくことになったとしても、構わないと思える。
結果は同じかも知れない。
それでも、全然違う。
今までずっと6人でやってきた、私たちの大好きな「Snow Man」が突然奪われたのだ。かつて、彼ら6人を繋ぎとめてくれたはずの人の手によって…。
ジャニーズに入りたいと望む少年は、数え切れないほどたくさんいる。けれど、その中でジャニーズに入れるのは、ほんの一握り。さらに、その中からデビューまで果たせるのは、どれぐらいの確率なんだろう…
見渡す限り果てしなく広がる大雪原で、どこかに落ちている一粒のダイヤを探し出すような…、到底不可能に思えるけれど、ジャニーズでデビューするって、きっとそれぐらい困難なこと。
6人で探し続けたダイヤは、まだ見つからないけれど、遠くに雪とは違う輝きを見つけたような気がする。
その輝きが、本当に探し求めたダイヤの輝きなのか、ただの見間違いなのか、本当に見つけ出すことが出来るのか…、それはまだ誰にもわからない。
だけど、6人ならきっとやれる。
メンバーも、ファンも、ずっとそう信じてきた。信じてたからこそ、今まで進んで来れたんでしょう?
6人で見つけるんじゃないの?どうしても、6人ではダメなの?その3人の力が必要なの?
6人での永い歳月を見てきたからこそ、3人増えます、なんて突然言われても受け入れられない。
だけど、6人の絆を信じていたのは、きっと私たちファンより、他の誰よりも、彼ら自身だと思う。
あるメディアが言っていた。
「Snow Manのメンバーは、メンバーが増えることを事前に聞かされていなかった」
もしこれが本当なのだとしたら、もしかしたら、それは彼らにリタイアという選択肢を与えないための、最後の優しさだったのではないかと思う。
その優しさが、正解なのか間違っているのかはわからない。けれど、もし事前にメンバーが増えることを知らされて、それを受け入れられないメンバーが「辞める」という選択をしていたら…?
考えただけでゾッとするのだ。
メンバーが増えるのは嫌だ。けれど、6人のうち誰か1人でも欠けてしまうことの恐怖に比べたら、全然我慢出来る。
でも、9人になったそのグループは、もう「Snow Man」ではないと思う。それは、もう別のグループ。
「Snow Man」は6人で築き上げてきた、6人だけのグループ名。
どうしても、今後9人で活動していくなら、せめてグループ名は別の名前にして欲しい。
(もちろん、6人の「Snow Man」に戻れるなら、それ以上のことはないけれど。)
ジャニーズのグループなんてけっこうころころ増えたり減ったりするじゃん
タッキーが何を考えてるのかわからない…