別に妊婦を非難したくて書くわけではない。妊婦の気持ちは文字通り痛いほどよくわかる。
ただ、母親としての役目が一段落し当時を振り返ると、私は夫が当時どうやって会社へ都合を付けて出産立会いに来てくれたのか、父親になることをどう思っていたのか、仕事に対する姿勢にどんな変化があったのかなど全く知らない。
当時の私は夫が働いてくれているということだけは少なくとも認識していたけれど、それ以上のことは何もわからない。どうやって出生届を出したのか、どうやって子供関連の届け出をしたのか、どうやって子供関連の制度を調べたのかわからない。
お役所に行けば教えて貰えるのだろうというのは想像が付くけれど、当時のお役所は平日にしかやっていなかったはずで、当然ながら夫の平日は仕事があるはずなのでどうしたのかわからない。
社会復帰して理解できることはプライベートでもビジネスでも間違いなく当時の夫は非常に大変なスケジュールを組んでいたであろうこと。そして私はそれに気付いていなかったこと。
そのことを夫へ聞いたら「細かくは覚えてないが大変だったなとは覚えてる。○○先輩がこういうは順番だからと俺の分の仕事を代わってくれてなぁ」と当時の思い出話を少ししてくれた。
話をしているうちに夫も思い出して来たのか私が知らないたくさんの事情を話してくれた。そしてひとこと「不安になると思って言えなかったんだよ」と夫は呟いた。
男の人は、特に私の夫は格好付けたがるのでこういうことを話してくれない。結婚して25年経って丸くなったのか最近はポロリと口にするけど今でも格好は付けたがる。
私の頭の中は生まれてくる子供のことで頭いっぱいだし、夫は夫で格好付けて話さない。だから私は当時の夫が何をしていたのか知らない。
世の中の新米お母さん、赤ちゃんのお父さんは意外と頑張ってますので責めないであげてね。
世の中の新米お父さん、格好付けてないで1日何していたのかくらい話してあげなさい。
余裕のない真っ只中だとそれが恩着せがましい!苛つきマックシングムカ着火ファイエル!ってなることもあるみたいなので カッコつけて黙り続けるよ